LINEヤフー株式会社 代表取締役会長 川邊健太郎さんと話して感じること。

LINEヤフー株式会社 代表取締役会長 川邊健太郎さん   本社がある秋田市までわざわざ出向いて下さった川邊健太郎さんとの出会いは、秋田長屋酒場でお膳を囲み、郷土料理のきりたんぽ鍋に、川邊さんが前日訪れて下さった、秋田県鹿角市にある千歳盛酒造の清酒を酌み交わしながら、自己紹介、お互いの近況報告と、よくある初対面の方との挨拶から始まりました。
  しかし、今回はいつもと少し様子が違っておりました。というのは、話し込んでいくほどに、私が川邊さんの魅力に、どんどん、どんどんと引き寄せられていくのです。そして、気づくと川邊さんとは何十年もお付き合いしているような不思議な錯覚に陥っていたのです。うーん、なんとも不思議な時間でした。これがLINEヤフー代表取締役として、「PayPay」など数多くの事業を立ち上げた、世界を代表する経営者「川邊健太郎」さんとの最初の出会いでした。

すっかり川邊さんのファンとなった私は「川邊さんはどの様にしてここまで昇りつめたのか?」「川邊さんとはどの様な発想や考えをされる方なのか?」という、「事業家・川邊健太郎」への興味と、「人間・川邊健太郎」への興味から、彼の今までの生き方を知りたくなり、次から次へと失礼な質問を矢継ぎ早に投げかけておりました。それに対し、川邊さんは、嫌な顔することなく、ひとつひとつ、優しく、丁寧に答えて下さりました。

  川邊さんは、1974年東京都渋谷区恵比寿(現在の恵比寿ガーデンプレイスのあたり)に生まれ、青山学院初等部に入学、中等部、高等部と順調に進まれ、青山学院大学法学部へ進学。ここで人生を決める大きな転機が訪れるのでした。青学在学中の1995年8月25日に世界の流れと、川邊さんの人生を大きく変えた「Windows95」が発売されるのです。
  世界12か国で先行発売となった「Windows95英語版」に遅れること約3ヵ月。待望の日本語版が11月23日発売となりました。当日は徹夜組による行列ができ、多くのマスコミの報道もあり日本にも庶民によるパソコンブームの幕開けが訪れたのでした。

  しかし、当時を振り返ってみますと私をはじめ、多くの方々は「Windows95って何?」「どんな事ができるの?」という程度の対岸の出来事として捉えていた様に思います。そして少数の方々は「ニュースを知っているだけでは駄目だ、時代について行かなければ、本屋さんに並んでいる「Windows95とは?」「Windows95入門」などの本を読んで知識を得よう!」と思い、書店に走ったのでした。そうなのです、パーソナルコンピューターと呼ばれていた、今でいうパソコンも普及しておらず、スマートフォンもない当時の勉強方法は本を読む事くらいしかなかったのです。しかも本は書店に行かなければ買えない時代でした。そして更に少数の方々は「Windowsを使える様になろう!」と思われ塾や学校に通いましたが、ここまで行動される方はとても少なかったと思います。

  一方、大学2年生の川邊さんは違っておりました。「Windows95を知る」のではなく、「Windows95を使える様になるなる」でもなく、「Windows95をビジネスにしよう!」と考えたのです。19歳の川邊さんは、「Windows95」を必死に勉強し、習得し、ビジネスで活用する戦略を練り、瞬く間に「有限会社電脳隊」を設立したのでした。その後のご活躍は皆さまご承知の通り「ピー・アイ・エム株式会社」の設立など、次々と「Windows95」という時代の神器を活用しビジネスとして成功させていくのでした。

  会社の評判はやがてソフトバンク創立者であられる孫正義氏の目に留まります。川邊さんは、話し合いを経て孫氏に会社を売却、孫氏とともに更に新たな様々な事業を立ち上げて行かれるのです。
  私は、話を聞いていて「孫氏は川邊さんの会社を買ったのではなく、川邊さんの才能と可能性を買ったのだ」と思いました。そして川邊さんと更に深く話をしていく中でその「思い」は「確信」に変わりました。「凄い」「面白い」「楽しい」「新しい」「素晴らしい」などの誰もが経験している様々な新しい感動の体験。しかし多くの場合、そこにある「チャンス」はそのまま通り過ぎてしまいますが、川邊さんはそのチャンスを「ビジネスにしよう」と思われ、行動したのです。孫氏は「こいつはいける」と思われたのではないかと思うのです。そして、若い川邊さんと出会われる幸運、傘下に収める行動力は流石だと思いました。やがて孫氏は世界を代表する経営者となられ、そこで修行した川邊さんも世界を代表する経営者へとご成長されていくのです。

  もう一つ、別の視点での川邊さんの魅力をお伝えしたいと思います。川邊さんが現在夢中になっていること。それは驚くことにナント「推し活」なのです。
「村上さん、私の“推し”はこの方です!」と竹内朱莉(あかり)氏を紹介してくれました。竹内さんは、アイドルグループ「アンジェルム」の元リーダーで、グループ卒業後の現在もタレント活動はもちろんですが「書家」として大活躍されていらっしゃる現役アイドル。
  流行に疎い私は竹内さんを前に「推し活って何ですか?」と言う質問から始まり、「なぜ推し活にご興味を持たれたのですか?」「それはいつからなのですか?」「推し活って楽しいんですか?」と、またまた、次から次へと、失礼な質問を、矢継ぎ早に投げかけておりました。それに対し、川邊さんは、またまた、嫌な顔することなく、ひとつひとつ、優しく、丁寧に答えて下さりました。

  「これがアクスタです、これを手元に置いて朱莉ちゃんといつも一緒にいるんです!」とカバンの中から、彼女の写真ポーズに合わせてアクリルで模られたアクリルスタンド、つまりアクスタを山のようにたくさん取り出しプレゼントして下さいました。
  川邊さんは、目の前に本物の朱莉さんがいらっしゃるのに、グラスの隣に朱莉さんのアクスタをたくさん並べ、目の前で楽しそうに微笑んでいる本物の朱莉さんと、アクスタで動かずに微笑んでいる様々なポースの朱莉さんと楽しそうにお酒を飲んでいるのです。
  「・・・・・。」目が点になっている私も、朱莉さんのアクスタをテーブルの上に置き、本物の朱莉さんと、朱莉さんを推し活している川邊さんと、川邊さんの目の 前にある朱莉さんのアクスタとお酒を酌み交わしてみましたが・・・、「うーん・・・・?」が「へぇー・・・・!」となり「なるほど・・・・!」と合点し、「これか!!」と納得する事はありませんでした。

  「川邊さんとはどんな方なのですか?」。LINEヤフーの会長として知られている「事業家・川邊健太郎」を知りたがっている多くの経営者の方々からこの様な質問を頂きます。「宇宙の様な広く大きな魅力をお持ちになられている不思議な方」と私はお答えし、50才を超えて20代の女性の推し活に夢中になられている川邊さんを伝えるようにしております。一見するとこれはお茶目で、優しい「人間・川邊健太郎」に見えますが、これこそ経営者としての「事業家・川邊健太郎」だと思うからです。
  少年のように無邪気に推し活を楽しんでおられる川邊さんですが、そこには「何にでも興味を持つ」「新しい事に突き進む」「全力で取り組む」「夢中になる」「極める」「人を支える」「広める」「仲間を増やす」・・・・。実に多くの経営者として必要なキーワードが含まれているのです。これらひとつひとつのキーワドは様々な形に変化し、やがてビジネスにつながるのだと思うのです。「Windows95」がそうであったように、好奇心という「チャンス」から生まれたそのビジネスは、才能溢れる川邊さんの手によって魔法をかけたように大きなビジネスになるのだと思うのです。
  その一例として川邊さんは、書家として活躍する朱莉さんへの推し活の一つとして、全国47都道府県の酒蔵とコラボレーションする「地方創生×日本酒ラベル聖地巡礼」プロジェクトを企画しました。これは、日本が誇る「書道」と、各地の風土が息づく「日本酒」を融合させ、ファンが実際にその土地を訪れる「聖地巡礼」の体験を通じて、地方創生と日本文化の継承に寄与することを目的としたとても素晴らしいものです。栄えある第一弾としてプロジェクトを運営する「株式会社SakeLifeStyle」の吉田賢二様社長とともに秋田県の「千歳盛酒造」を選んで下さり、吉田社長をご紹介して下さりました。川邊さんが組まれた吉田さんもまたまた素晴らしい社長であることは言うまでもありません。そして2人が企画した日本酒はリリース直後即日完売となったのです。

  川邊さんは2026年6月でLINEヤフーの代表取締役会長を辞すそうです。「これからどうされるのですか?」私の質問に「2年間くらいは籠ってAIを勉強します!」と優しい眼差しで答えられました。その眼差しの奥には「新しい時代の神器を活用し魔法をかけ大きなビジネスへとさせる確固たる自信」を感じました。私はその眼差しをみて「なるほど・・・!」と合点し、「これか!!」と納得することが出来たのでした。

「川邊さんの経営者像は?」と聞かれたらこう答えます!

子猫ように無邪気で
子犬のように行動的
ハチのように鋭く
鷹のように強く
ヒョウのような瞬発力を持ち
狼のように団結力があり
イルカのように賢く
アリのように緻密で
ライオンのようにかっこ良い

川邊さんと出会えた幸運に心から感謝を致します!




参考資料

プロジェクト始動!
書家・竹内朱莉が揮毫する「日本酒ラベルの聖地巡礼」で地域を元気に
【地方創生×47都道府県・酒蔵】
https://sakelife.base.shop/items/143374088

村上雅彦からのコメント
川邊さんが主導する日本国中を元気にする素晴らしい活動が始まりました。酒蔵のある田舎の小さな町には知られていない「お祭り」「郷土料理」「特産」など多くの埋もれた文化があるはずです。ぜひ皆その町を訪ねてみたり、調べてみたりと力を合わせて日本国中の知られていない宝物にスポットライトをあて日本を元気にしましょう!

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